美容学生だった頃からずっとヘアカラーをしていて、毎月染めるのがあたりまえになっていました。
美容師だけど、ジアミンアレルギーという言葉も知らなかった頃、
2016年の夏、全身に蕁麻疹と湿疹が出て、皮膚科に行っても原因もわからず、飲み薬も塗り薬も
効かず、本当に大変な状態になりました。
ヘアカラーが原因だと気づくまでに時間がかかったのは、頭皮に症状は無くて、
腕と足に蕁麻疹、体の胴体部分、お腹や背中に湿疹が出ていたので、
何か食べ物のアレルギーを発症したのかと思ったのです。
なかなかよくならず本当に辛すぎたので、
どうにかしたいと、必死で、引っ越す前に行っていた皮膚科のお薬手帳を見返して、
効き目があって自分に合っていた薬を確認して、今回行った皮膚科の先生に
薬を出して欲しいと相談して出してもらったら、
飲んだその日のうちに身体中の蕁麻疹がおさまり、
身体中の症状がぐっと楽になったのを覚えています。
アレロックという抗アレルギー薬です。私には合っていました。
アレルギーを発症してすぐに行った皮膚科では、ステロイドの飲み薬を処方されるところだったのですが、
どうしてもステロイドの飲み薬に抵抗があり、ステロイドではない薬をお願いしたので、
代わりに処方された薬があわなかったのだと。
ヘアカラーによるアレルギーだと気づいたのは、ヘルプに入った時のお客さんと話した時。
私と同じような症状で皮膚科に行ったら、
ヘアカラーのアレルギーだと言われたと話していて、
あ、私もヘアカラーのアレルギーなんだと確信しました。
美容師の仕事ができなくなるのか、急に不安になって、
今までのこと、これからのこと、いっきに色々考えはじめました。
今まで考えたこともない、美容師の仕事ができなくなる。
何より、身体の状態が辛い。
額や顔にも湿疹ができてきて、前髪で隠しながら仕事をしました。